出島メッセ長崎 開業2年目の利用実績目標を達成 MICE誘致推進協が総会

オール長崎で連携し誘致に取り組む方針を確認した長崎MICE誘致推進協議会の通常総会=出島メッセ長崎

 長崎MICE誘致推進協議会の本年度通常総会が31日、長崎市内であり、開業から丸2年を迎えた出島メッセ長崎の運営状況などを報告した。2年目(2022年度)の年間イベント数や入場者数は目標を達成。3年目以降も産学官民で連携した誘致強化に取り組む方針を確認した。
 22年度実績は、利用者が目標61万300人に対し64万2143人、催事は目標775件に対し1939件。このうち、500人未満の会議は1815件で、目標の約2.8倍に増えた。各種大会や学会だけでなく、市民の交流を促すイベントを多数誘致したことで、認知度アップや利用促進につながった。
 総会では、事務局が昨年8月から1年間の活動を報告。産官学民連携で首都圏98件を含む204件の訪問誘致活動に取り組んだほか、長崎MICE関連の情報をまとめたセールス資料を制作した。
 協議会は14年に発足し、59団体が加盟。役員改選では河野茂氏が副会長を退任し、長崎大学長の永安武氏が新たに就いた。鹿尾正博館長は31日付で退任。1日付で山田浩一副館長が館長に昇格した。

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