白井義男さん、生誕百年イベント 日本人初のボクシング世界王者

1952年5月、ダド・マリノ戦で日本人初の世界王者となった白井義男さん(左)=東京・後楽園球場

 日本ボクシングコミッション(JBC)は6日、日本人で初めてプロの世界王者になった白井義男さん(故人)の生誕100年となる23日に出身地の東京都荒川区の荒川総合SCで記念イベントを開催すると発表した。

 白井さんは1923年11月23日生まれ。52年5月に世界フライ級王者のダド・マリノ(米国)に判定勝ちし、王座獲得に成功した。戦後の国民に大きな希望を与え、55年5月の試合を最後に引退。評論家などで活躍し、2003年12月に80歳で死去した。

 イベントでは使用したグローブなどが展示され、試合の映像も放映される。妻の登志子さんは「感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントした。

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