【袴田さん再審】国際人権団体が研修会開催…支援者らが事件現場で当時の状況を説明(静岡市清水区)

袴田巌さんの再審=裁判のやり直しをめぐり、5日、国際人権団体が研修会を開き、袴田さんの支援者が事件現場で当時の状況を説明しました。

1966年、旧清水市で一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さんをめぐっては、2023年3月、東京高裁が袴田さんの再審を認め、10月、静岡地裁で初公判が開かれました。

こうした中、5日、国際人権団体が企画した研修会に袴田さんの支援者らが参加し、事件が起きたみそ製造会社があった場所に残っている蔵を訪れました。支援者は火災の跡を確認するなどして、当時の状況を説明しました。

(袴田さんの支援者 山崎 俊樹 さん)

「本だけではわからない、事件現場を見なければ理解するのは無理とよく言われるので、遠くの人はなかなかこの事件に触れ合う機会がない。事件現場を見て感想を述べあうことは良かった」

再審公判で、検察側は袴田さんの有罪を立証する方針で、弁護側は袴田さんの無罪を訴えています。

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