名古屋を訪れた日本銀行総裁が会見 注目の長期金利について「1%を大幅に上回るとは見ていない」

「金利がどうなるか」注目される中で、名古屋を訪れた日本銀行の総裁が会見、その内容は…

名古屋を訪れた日銀の植田和男総裁は11月6日午前、この地方の財界トップらと懇談し、その中で次のように発言しました。

(日本銀行 植田和男総裁)
「2%の『物価安定の目標』に向けた見通し実現の確度が、少しずつ高まってきている」

日銀は、この「安定的な2%の物価上昇」に向けて、金利を低く抑える「金融緩和策」を続けています。

6日の会合で、その物価上昇を実現する確度が「少しずつ高まってきている」と述べた植田総裁。

その一方で「持続的・安定的な実現を十分な確度をもって見通せる状況には至っていない」との考えも示し「金融緩和を粘り強く継続する」と強調しました。

そして、長期金利の見通しについては、このように発言しました。

(日本銀行 植田和男総裁)
「長期金利は幾分上昇する可能性はありますが、1%を大幅に上回って推移するとは見ていない」

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