【エリザベス女王杯/全頭プロフィール】連覇狙うジェラルディーナ 「2.0.0.0」の穴馬も虎視眈々

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12日に京都競馬場で行われる第48回エリザベス女王杯(GI、芝2200m)の出走予定馬を紹介する。

ジャパンC出走予定の三冠牝馬リバティアイランドは不在も、昨年の覇者ジェラルディーナ、出走した全レースで上がり3F最速を叩き出しているブレイディヴェーグら、GIにふさわしい好メンバーが久しぶりの京都開催で女王の座をかけて戦う。

ここでは、出走登録馬15頭を紹介していく。

◆【エリザベス女王杯2023特集】予想に役立つ馬券攻略ガイド 出走予定馬、予想オッズ、過去10年データ・傾向、追い切りetc.

エリザベス女王杯2023 出走予定馬紹介

■アートハウス(牝4、栗東・中内田充正厩舎)

父:スクリーンヒーロー
母:パールコード
母父:ヴィクトワールピサ
主な勝鞍:ローズS(2022年)

ローズS、愛知杯と重賞2勝はいずれも休み明け。今回は左腸骨骨折後の復帰戦だが、有力馬に差し追込馬が目立つ展開面はプラスと捉えられる。坂井瑠星×中内田厩舎の2023年成績は【3.1.1.3】。

■イズジョーノキセキ(牝6、栗東・中村直也厩舎)

父:エピファネイア
母:キングダンサー
母父:キングカメハメハ
主な勝鞍:府中牝馬S(2022年)

昨年に続く参戦をはたす古豪。馬券内から遠ざかる現状だが、ひとつでも上の着順を目指したいところだ。

■ククナ(牝5、美浦・栗田徹厩舎)

父:キングカメハメハ
母:クルミナル
母父:ディープインパクト
主な勝鞍:早春S(2023年)

2歳時から重賞戦線で活躍した素質馬。勝ち身に遅いタイプだが、オープン昇級後も大負けしておらず相手なりに走れるのが強みだ。2度参戦した関西圏は【0.0.0.2】と不振傾向。

■ゴールドエクリプス(牝4、栗東・大久保龍志厩舎)

父:ドゥラメンテ
母:ゴールドグローリー
母父:ハービンジャー
主な勝鞍:大原S(2023年)

小倉記念3着、マーメイドS4着と重賞好走を経て3勝クラスを勝ち上がり。相手は強力も、目下の勢いは申し分なくGIの舞台での下剋上を狙う。

■サリエラ(牝4、美浦・国枝栄厩舎)

父:ディープインパクト
母:サロミナ
母父:ロミタス
主な勝鞍:白富士S(2023年)

前走新潟記念は1番人気を裏切る敗戦。ローズS2着、目黒記念3着とポテンシャルは世代屈指と言える馬だけに復調度合と輸送競馬がポイントとなりそうだ。本馬の姉・サラキアは2020年のエリザベス女王杯2着馬。鞍上のT.マーカンドは短期免許を取得し参戦をはたす。

■シンリョクカ(牝3、美浦・竹内正洋厩舎)

父:サトノダイヤモンド
母:レイカーラ
母父:キングカメハメハ
主な勝鞍:新馬戦

2歳時に阪神JF2着と一線級の能力を示した馬。その後は馬券外が続いているが、GI馬相手にひと泡吹かせることができるだろうか。

■ジェラルディーナ(牝5、栗東・斉藤崇史厩舎)

父:モーリス
母:ジェンティルドンナ
母父:ディープインパクト
主な勝鞍:エリザベス女王杯(2022年)

阪神開催だった昨年のエリザベス女王杯勝ち馬。有馬記念3着、宝塚記念4着と牡馬相手でも引けを取らない実力はメンバー中NO.1と言えるだろう。鞍上はBCターフをオーギュストロダンとのコンビで制したR.ムーア。

■ディヴィーナ(牝5、栗東・友道康夫厩舎)

父:モーリス
母:ヴィルシーナ
母父:ディープインパクト
主な勝鞍:府中牝馬S(2023年)

前走府中牝馬Sで待望の初重賞制覇。メキメキと力をつけてきている5歳馬が3歳以来の芝2200m戦に挑む。母ヴィルシーナは2012年のエリザベス女王杯2着馬。その雪辱を果たすことができるだろうか。

■ハーパー(牝3、栗東・友道康夫厩舎)

父:ハーツクライ
母:セレスタ
母父:ジャンプスタート
主な勝鞍:クイーンC(2023年)

牝馬クラシック戦線を皆勤し、桜花賞4着、オークス2着、秋華賞3着。リバティアイランド不在のここは世代上位の意地を見せたいところだ。鞍上はそのリバティアイランドの主戦騎手で、4走前クイーンC以来となる川田将雅が務める。

■ビッグリボン(牝5、栗東・中内田充正厩舎)

父:ルーラーシップ
母:ブリッツフィナーレ
母父:ディープインパクト
主な勝鞍:マーメイドS(2023年)

マーメイドS勝利、福島牝馬S2着と牝馬限定戦では大崩れなし。今年に入り重賞4勝とブレイク中の若武者・西村淳也を背に目指すはビッグタイトル奪取だ。

■ブレイディヴェーグ(牝3、美浦・宮田敬介厩舎)

父:ロードカナロア
母:インナーアージ
母父:ディープインパクト
主な勝鞍:3歳上1勝クラス(2023年)

前走ローズSはのちの秋華賞2着馬マスクトディーヴァをしのぐ上がり3F最速をマーク。まだ4戦のキャリアだが、C.ルメールを背にGI奪取を目論む。ロードカナロア産駒は京都芝外回り重賞で【1.0.0.10】、唯一の勝利はアーモンドアイによるものだった。

■マリアエレーナ(牝5、栗東・吉田直弘厩舎)

父:クロフネ
母:テンダリーヴォイス
母父:ディープインパクト
主な勝鞍:小倉記念(2022年)

大阪杯以降は掲示板内を確保している安定株。鞍上の三浦皇成はJRA・GI初制覇がかかる。クロフネ産駒は京都芝2200m重賞で【0.0.0.13】と不振傾向。

■ライラック(牝4、美浦・相沢郁厩舎)

父:オルフェーヴル
母:ヴィーヴァブーケ
母父:キングカメハメハ
主な勝鞍:フェアリーS(2022年)

昨年2着の悔しさを胸にリベンジを誓う実力馬。前走府中牝馬S3着を含め、これまで重賞で馬券内に入った4戦中3戦が6番人気以下と配当妙味のあるタイプだ。GIで再度の激走なるか。

■ルージュエヴァイユ(牝4、美浦・黒岩陽一厩舎)

父:ジャスタウェイ
母:ナッシングバットドリームズ
母父:フランケル
主な勝鞍:ユートピアS(2022年)

重賞で連続2着と成長著しい4歳馬。久しぶりの右回りだが、その条件で【2.0.0.0】なら問題はなさそうだ。管理する黒岩調教師は悲願のJRA・平地GIの初制覇がかかる。

■ローゼライト(牝5、栗東・清水久詞厩舎)

父:キズナ
母:エンブレイズ
母父:アフリート
主な勝鞍:シドニーT(2023年)

前走新潟牝馬Sは10番人気3着。5歳にして初のGI挑戦、4走前に制した京都で上位進出を目指す。

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(SPREAD編集部)

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