コメ専用貨物列車の全農号が運行 トラック運転手不足に対応

報道陣に公開されたコメ専用の貨物列車「全農号」=6日午後、大阪市

 JR貨物や全国農業協同組合連合会(JA全農)などは6日、大阪市の百済貨物ターミナル駅で、青森県八戸市から到着したコメ専用の貨物列車「全農号」を報道関係者に公開した。トラック運転手の残業規制強化で人手不足が懸念される「2024年問題」に対応するため、貨物列車による輸送を強化する。

 6日午後、約500トンのコメを積んで到着したのは、5日に青森県を出発した定期運行の初列車。作業員はフォークリフトで、コンテナをトラックや別の列車に載せ替えていた。

 全農号は集荷したコメを載せて八戸市を出発。コメどころで知られる秋田県や新潟県、石川県でも追加でコメを積む。

© 一般社団法人共同通信社