クリスマス前に農家は悲鳴 イチゴの苗を約600株(18万円相当)盗んだ疑いで無職の男(52)逮捕

三重県伊勢市の農園からイチゴの苗を盗んだ疑いで、無職の男が逮捕されました。

県内では苗の盗難被害が相次いでいて、警察は男の余罪を調べています。

(被害に遭った農家)
「ここにずっと苗が並んでいた。そのトレイを盗まれた」

逮捕されたのは三重県松阪市の無職、田中聡容疑者(52)です。

警察によりますと、田中容疑者は10月に伊勢市小俣町のイチゴ農園の苗場から、イチゴの苗約600株、18万円相当を盗んだ疑いがもたれています。

防犯カメラの映像などから田中容疑者が浮上し、逮捕に至りました。

警察の調べに対して田中容疑者は「後日話します」と容疑を留保しています。

(被害に遭った農家)
「クリスマスシーズンという価格の高い時期にイチゴが採れなくなってしまうので、被害としては非常に大きい」

三重県では、ことし警察が確認しただけでもイチゴの苗の窃盗被害が約10件発生。

津市や松阪市などでは合わせて3000株以上が盗まれ、JAもビニールハウスを施錠するよう注意を呼びかけていました。

警察は、田中容疑者の余罪を調べています。

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