「選手を続けていく事は難しい…」千葉の大卒2年目MF篠原友哉が24歳で引退決断「ジェフで過ごせた時間は幸せでした」

プロ入り2年で無念の引退決断となった千葉MF篠原友哉[写真:©︎J.LEAGUE]

ジェフユナイテッド千葉は6日、MF篠原友哉(24)の現役引退を発表した。

篠原は東京都出身で関東第一高校から桐蔭横浜大学を経て、2022年に千葉でプロ入りをした。

プロ1年目の2022シーズンは明治安田生命J2リーグで4試合に出場。しかし、2年目の今シーズンはここまで出番なし。持病の心疾患の発作が出たことで昨年6月に手術を受けたが、その後はコンディションを上げられず。サッカー選手を続けることは難しいと伝えられたという。

プロ2年という短いキャリアになってしまった篠原は、クラブを通じてコメントしている。

「今シーズンで引退することにしました」

「昔から心疾患を持っていて、その発作が練習中に続けて出てしまい、去年の6月に心臓の手術を行いました。手術後から息がすぐ上がるようになり、コンディションをあげることが出来ず、一年以上その症状に悩まされてきました」

「今シーズンの途中からは、練習に入ることも出来なくなりました。試合や練習で頑張っている仲間の姿、一緒にリハビリをした仲間が元気にプレーしている姿を見て、自分も頑張ろうとモチベーションを高め、復帰する為にリハビリを行ってきましたが、症状の改善は見られませんでした。復帰の目処を立てる事が出来ず、セカンドオピニオンにも行きました。医師からの診断を聞いた上でサッカー選手を続けていく事は難しいと考え、本当に悩んだ末、この決断に至りました」

「復帰をする為に考え、動いてくださったメディカルスタッフの方々、治療の為にサポートしてくださったクラブには本当に感謝しています。そしていつも自分の事を気にかけてくれたチームメイトには感謝しかありません。みんなのおかげで心が折れそうな時もリハビリを頑張ってやる事ができました。ありがとうございました」

「そして自分を応援していただいた皆様、ファン、サポーターの皆様、ありがとうございました。このような結果になってしまい申し訳ありません」

「自分の最後のサッカー人生を超上手く、めちゃくちゃ熱く、すごい仲間達と一緒にサッカーをやる事が出来て本当に良かったなと思います。ジェフで過ごせた時間は幸せでした」

「これから先、ジェフユナイテッド市原・千葉をずっと応援し続けます。今まで本当にありがとうございました

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