広島の課題② 転出超過なぜ!?全国ワースト1位広島 福岡との相違点は? 

広島県は去年は転出超過がワースト1位だったんです。逆に転入超過となり人口が増えたのは関東が上位を占めることになっています。広島の課題を考えます。

街の声「これがちょっと信じられない、意外だった」「(魅力度の)全国ランキングでもそんな悪い位置にいなかったよね?」「さみしいよね…」

総務省が発表した去年の人口移動報告。転出者数から転入者数を引いた「転出超過」について広島県が全国ワースト1位でした。その数9207人!(転入4万5717人、転出5万4924人)

中四国一の人口を誇る広島。宮島をはじめ様々な観光地やカープの本拠地マツダスタジアム!中心部には繁華街もありこれだけ魅力的なスポットが多いのになぜ…

街の声「東京や大阪に就職する人が多いよね。就職先がもっと職場や雇用、仕事の種類も増えれば」「勤めたいと思う企業を考えた時に広島の中で‥となると悩むところはある」「遊ぶとなったら本通りしかない」「子どもを連れて行きやすいところがどんどん増えて欲しい」

広島と同じ地方の主要都市でありながら大きく転入超過となっている県が…それが福岡県。関東や大阪府に次ぐ全国6番目の転入超過。

福岡と広島、何が違うのかー

斉藤 俊幸記者「世代別の転入者・転出者数を比較してみるとある大きな違いが見えてきました」

広島県は転出者数が転入者数をすべての世代で上回っていることがわかります。一方で福岡県は広島県と同様にほぼすべての世代で転出者数が上回っていて似ているようにも見えますが…広島と大きく違うのが『20代』

広島と福岡ともに20代の人口移動が最も多い点は共通していますが、福岡は20代の圧倒的な流入によって転入超過になっているようです。

20代の流出をいかに抑え、就職などの際に選ばれる魅力ある県になるれるかが広島の課題かもしれません。

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