「空白の天気図」 柳田邦男さん 複合災害の脅威を訴え講演会 広島市

「空白の天気図」を書いたノンフィクション作家柳田邦男さんが広島市内で講演し、複合災害の脅威を訴えました。

ノンフィクションの柳田邦男さんの講演は原爆投下およそ1カ月後に県内を襲い、2000人以上の死者と行方不明者を出した枕崎台風をテーマに行われました。

全国で最も多くの犠牲者が出た状況について「通信が十分に行えず警報発信が止まり、原爆と台風による複合災害によって被害が大きくなった」と説明しました。

「空白の天気図」著者 柳田邦男さん(87)「地方気象台が書いた天気図を見ると輪郭が書いてあるくらい。情報がない中で強烈な暴風や集中豪雨にやられた」

また、柳田さんが監修した企画展は平和公園にある追悼平和祈念館で来年2月末まで開かれています。

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