届け出せずスギ伐採 容疑で男逮捕 「業者が手続きしていると思った」と否認

京都府警綾部署

 スギを違法に伐採したとして、京都府警生活保安課と綾部署は11月6日、森林法違反の疑いで、京都府綾部市、自称建設発生土処分業の男(66)を逮捕した。「委託した業者が手続きをしていると思った」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は、京都府南丹市の林業の男(47)と共謀し、綾部市に伐採と伐採後の造林の届け出をせず、4月17日、府が定めた地域森林計画の対象となっている同市五津合町の民有林でスギ49本を伐採した疑い。

 府警によると、現場の林は自称建設発生土処分業の男が所有しているが、水源の維持のため伐採時は市への届け出が義務付けられている。綾部市が9月に刑事告発し、府警が調べていた。

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