「市民利用としても大事なので早急にやりたい」NPB 2軍内定のハヤテ球団のホーム「清水庵原球場」改修へ約3,000万円の補正予算案　静岡市が発表

静岡市は11月6日、プロ野球2軍への参加が内定している「ハヤテ」球団のホームスタジアムとなる清水庵原球場（静岡市清水区）を改修するための予算案を発表しました。公式戦の開催に向け、着々と準備が進んでいます。

＜竹川知佳記者＞
「豊かな自然に囲まれた、静岡県内最大級の広さを誇る清水庵原球場です。静岡市は、プロ野球の公式戦の開催に必要な改修を行うことを決めました」

＜静岡市難波喬司市長＞
「ハヤテ球団が庵原球場を本拠地にNPBに参加するということでありますので、それに対して球場の改修が必要になりますので、必要な経費を計上しています」

静岡市は11月6日、11月補正予算案を発表し、「ハヤテ」球団のプロ野球2軍リーグ参入に伴い、本拠地となる清水庵原球場の改修費用として、約3,000万円を盛り込みました。

この発表を前に難波市長はトライアウトを視察し、球場の老朽化についても自らの目で確認しました。

＜静岡市難波喬司市長＞
「この辺りが劣化していますね。これもだめなんだそう、むき出しなので、これは球団というより、市民利用としても大事なので早急にやりたい」

補正予算案では、安全面の強化として、球場外へのフェンスの設置や内野スタンドの防球ネットのかさ上げ、外野ラバーフェンスの改修などを実施するとしています。

11月3日、4日に行われたハヤテ球団のトライアウト。静岡県内出身の選手も多く参加しました。清水庵原球場に深い思い入れがある選手もいます。

＜群馬大学・竹内奎人投手（静岡高出身）＞
Q.久々に庵原でプレーしたが？
「一番は懐かしい。庵原球場で試合したことももちろんありますし、高校3年間、時間をともにしてきたので、またこうやってグラウンドの上で、同じグラウンドに立ってプレーできることにうれしさがありました」

＜横浜DeNAベイスターズ池谷蒼大投手（静岡高出身）＞
「慣れ親しんだ庵原球場で、一緒に野球ができたことがよかったと思いますし、このような機会を作って頂いて、自分の野球人生でもいい経験になりました」

静岡市は、清水庵原球場の改修費を含む補正予算案を11月20日に開会する市議会11月定例会に提出します。