「お歳暮」とは呼ばないで・・・デパートで2023年の商戦スタート ママ友や子どもの習い事の先生への贈り物を提案=静岡

静岡市内のデパートでは、お歳暮商戦が始まりました。しかし2023年は、お歳暮という呼び名を前面に打ち出さない戦略のようです。

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<竹川知佳記者>
「静岡伊勢丹の8階催事場です。今月からお歳暮のコーナーが設けられ、幅広い商品が揃えられています」

静岡市葵区の静岡伊勢丹では、2023年のお歳暮コーナーに、マスクメロンや浜松餃子といった静岡の特産品や日本絵画がデザインされたお菓子など、約2000種類の商品が並びました。

11月3日までは、静岡伊勢丹の会員が先行して購入できるということで、朝から多くの人が訪れました。

<お歳暮を購入した人>
「お世話になってる方には気持ちは伝えたいと思いまして」「ビールとバラエティパック。仲人さんと姉夫婦に贈りました」

静岡伊勢丹によりますと、10年前に比べるとお歳暮の売り上げは、7割ほどに落ち込んでいます。

お歳暮離れが進む中、静岡伊勢丹では若い人にもお歳暮という習慣に慣れ親しんでもらおうと、2023年から新たな取り組みを始めました。

<静岡伊勢丹 小旗大祐さん>
「お手軽にお召し上がりいただけるもの、3千円から5千円の商品を提案しています」

2023年はお歳暮とは前面に打ち出さず“冬のギフト”と称して「ママ友」や子どもの習い事の先生への贈り物を提案するチラシを用意しました。

年々、形を変える日本の風習。お歳暮商戦も多様化しています。

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