結婚相談所でのお見合いにおいて、相手の写真と実物が違いすぎてがっかりした経験はありませんか。
数あるプロフィール写真から自分を選んでもらうために、少しでも魅力的にみえるよう写真を加工したり、奇跡の1枚を使用したりすることはもはや一般的です。
そのため写真と実物のギャップは、ある程度避けられないもの。これを「写真詐欺」なんて呼んでいて、いまやお見合いでのあるあるになっていますよね。
今回は、加工した写真のおかげで、筆者がお見合いで男性に会った瞬間に態度を豹変された経験を紹介します。
お見合い写真で悲劇!?豹変した男性
写真で異性を引き寄せるために
結婚相談所に入会したら、最初にやるべきことはプロフィール作成とお見合い写真撮影。
筆者は結婚相談所で推奨されているフォトスタジオでお見合い写真を撮影し、プロにメイクとヘアもお願いしました。
結婚相談所おすすめだけあって、洋服のダボつきを後ろからクリップで調整し、少しでもスリムに見えるポーズを指導するなど徹底していました。
カメラマンは「まずは写真で異性を釣ることが大事!」そう言いながら、撮影した写真をどんどん加工していきます。
加工して出来上がった写真は完璧でした!
写真を見て「これ誰?」なんて、自分では思わないものです。「大丈夫、この程度なら写真詐欺にはならない」とそう思っていました。
加工したお見合い写真に釣られて、男性数名からお見合い申し込みがあり、その中のひとりとお見合いすることになりました。
会った瞬間、相手の態度が豹変!
お見合いの当日、ホテルのラウンジで相手と待ち合わせ。会った瞬間、相手の顔ががっかりした表情に変わったのを覚えています。
相手の言動から「このお見合いは捨て見合いにされた」とすぐに察知しました。
お見合い中の会話にもやる気のなさが表れていました。お互いどのような人物なのかを知るためにお話をするのに、こちらから話しかけるだけでの一方通行。
会話の内容も「働くのが嫌だ」「毎朝の通勤電車で寝ている」だとか、どうでもいい話ばかり。こちらのことを知ろうとしないのがわかります。
やる気のない会話で、早く終わらせたいという表情をみせつけられ、50分ほど話したあと、お会計を済ませて退散されました。
当然、お互いに交際には至りませんでした。
写真と実物が違うのはお互い様なのに
会った瞬間に一気に態度を変えられてショックでした。しかし、実はこちらも正直がっかりしていました。相手の男性も写真と実物が全く違っていたのですから。
写真の加工はお互い様だし、お見合い時のいい加減な言動は大人の男性がすることではありません。会った瞬間は微妙でも、会話していくうちに打ち解けて交際につながることもあるのに。
写真と実物が違うからといって悪態をつく男性は、「結婚は自分のためだけにするものだ」とどこかで勘違いしているような気がします。
人を見た目だけで判断して、内面を探ろうとしないのはそういうことですよね。
いずれにせよ、このような男性はどんな女性とも上手くいかないんじゃないかな、と感じてしまいました。
写真加工から得た教訓
写真の加工はいまや一般的と言いましたが、写真と実物に大きなギャップがあることは確かに望ましいことではありませんよね。
筆者はこのお見合いの出来事を反省し、写真の加工を最小限にし、実物を写真に近づける努力をしてみました。
その結果、お見合いで会った瞬間に相手から悪態を受けることはなくなり、交際へ発展する確率も高まりました。ただ、成婚が約束されるわけではありませんが(笑)
しかし、むしろ自信がついてお見合いで自分らしさを表現しやすくなり、前向きに進んでいけるようになりましたよ。
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この出来事を受けて、相手の写真を批判する前に自分自身の写真が実物とどれくらいかけ離れているかを考えるのは、大切なことだと実感しました。
相手をリスペクトし、自分を見つめ直すきっかけにもなります。
そのようなことにも気付かず、相手の写真を批判するだけの男性は、こちらからお断りでOK。
素敵なひとときを楽しむためのコミュニケーションを大切にすることが、成功への秘訣です。もちろん、写真の加工のしすぎには気を付けて、他の魅力も最大限に発揮しましょう!
(mimot.(ミモット)/ 力石 あや)