二階堂ふみ、大阪弁は伝説の漫才師をイメージ「降りてきてる」

映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』のプレミアイベントが11月6日、大阪の観光名所「通天閣」(大阪市浪速区)で開催され、主演のGACKT&二階堂ふみ、大阪府知事役の片岡愛之助、元大阪府知事役のハイヒール・モモコが登壇。トークショーをおこなった。

映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』プレミアイベントに登場した二階堂ふみ(11月6日・大阪市内)

興収37億円超の大ヒットを記録した前作『翔んで埼玉』(2019年)。その公開時に実施された大阪でのイベントで、「関西で続編を作るなら?」という司会者からの質問に、二階堂が「すごく仲いい子が滋賀県出身で、よく琵琶湖の話をしてるんで、『止めるで琵琶湖!』」と答えて会場を盛り上げ、それが続編『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』に繋がったと言われている。

そんな経緯があったものの、今回の続編のオファーには躊躇したという二階堂。「(映画化は)やめましょうと。まぐれだと思っていたので、いろんなラッキーが重なって。いい思い出は、いい思い出のままで終わらせる方がいいんじゃないかな・・・」と明かしつつも、「パート1が当たった分、パート2は羽振りがよくなりってます。大阪の人も楽しめるんじゃないかなと思います」と笑顔を見せた。

「埼玉県人には、そこらへんの草でも食わしておけ!」と言い放った東京都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂ふみ)が、恋心をいだいた転校生・麗(GACKT)とともに「日本埼玉化計画」を進めた前作。今回の続編では、埼玉解放戦線は次なる野望へと突き進み、関西を巻き込んだ東西ディスり合戦が展開される。

左から、ハイヒール・モモコ、二階堂ふみ、GACKT、片岡愛之助(11月6日・大阪市内)

舞台が関西となり、大阪弁を話すキャストがずらりと揃った本作。GACKTが「自分のなかにある大阪のイメージが(言葉として)出る。僕のイメージは『ミナミの帝王』だった」と語ると、二階堂は「お笑いが好きで、大阪弁といえば『やっさんでしょ!』と。そのイメージでやらしていただきました。現場では、いつのまにか私にやすしさんが降りてきてる、という感覚でした」と、天才漫才師の名を挙げて会場を沸かした。

映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』は、11月23日公開。原作は『パタリロ!』『妖怪始末人トラウマ!!』の漫画家・魔夜峰央。メガホンをとるのは、『のだめカンタービレ』シリーズ、『テルマエ・ロマエ』シリーズを手がけた武内英樹監督。

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