新規参入のC大阪か、スペイン要素注入の千葉Lか 脇阪麗奈「セレッソ旋風を」林香奈絵「球際も楽しみにしていただけたら」

カンファレンスに登場したMF脇阪麗奈(C大阪)とDF林香奈絵(千葉L)[写真:©超ワールドサッカー]

日本初の女子プロサッカーリーグ、WEリーグが11月11日に3シーズン目の開幕を迎える、

6日には「2023-24 WEリーグキックオフカンファレンス」が東京都内で開催され、AFC Women's Club Championship 2023 – Invitational Tournament(AWCC)に出場する三菱重工浦和レッズレディースを除いた11クラブの各選手が登壇した。

カンファレンスでは開幕戦のカードごとに選手紹介やメディア対応が行われ、セレッソ大阪ヤンマーレディースvsジェフユナイテッド市原・千葉レディースの顔合わせでは、C大阪からMF脇阪麗奈、千葉LからDF林香奈絵が登場した。

今季からWEリーグに参入するC大阪は、育成組織出身の選手を中心に攻勢され、究極の育成型クラブをうたう。チームへ復帰し、キャプテンを務める脇阪は、「セレッソとしてはWEリーグ1年目ということで、とても楽しみな気持ちで練習に励んでいます」と充実の日々を過ごす。

両チームはリーグ戦開幕に先立って行われたWEリーグカップのグループステージでも対戦。フクダ電子アリーナでの一戦は2-0でC大阪が勝利していた。リーグの開幕戦ではヨドコウ桜スタジアムで相まみえる。

「ジェフさんとの対戦は、カップ戦でも対戦している通り、簡単な試合ではないと思っているので、全力で開幕戦へ向けて戦っていきたいと思っているのと、男子のサポーターもたくさん駆け付けてくれると思うので、そこで勝利したいなと思っています」

「私たちはリーグで一番若いので、若さを生かして3強の壁にぶち当たっていきたいと思っているので、「セレッソ旋風」を巻き起こせるように頑張っていきたいです」

対する千葉Lのキャプテン林は、「悔しさを(忘れずに)準備をして、開幕戦に臨みたい」とカップ戦のリベンジに燃える。

「アウェイでの開幕になるので、ジェフとしては難しい戦いになると思いますし、カップ戦ではホームで完敗したので、その悔しさを(忘れずに)準備をして、開幕戦に臨みたいですし、勝利してリーグ戦を勢いづけたいなと思っています」

千葉Lは昨季途中からチームを率いる三上尚子監督が引き続き指揮を執るが、ヘッドコーチにはスペインから新たにイスマエル・オルトゥーニョ氏を招へい。「今までとは違うところを見せられるかな」との言葉にもあるよう、進化にも注目が集まる。

「ジェフは、ヘッドコーチがスペインから来てくれたので、今までのジェフレディースとは違うところを見せられるかなと。強さだったり、見ていてワクワクするような、魅力的なサッカーをしっかり届けたいなと思っています」

もちろん、ベースであるハードワークも継続中。「セレッソさんとジェフの戦いでは、球際やアグレッシブなところが試合で見られると思うので、女子サッカーだからといってきれいなだけではなく、泥臭さやファイトするところ、そういうところも楽しみにしていただけたらなと思います」と、タフな一戦を予感させた。

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