今野浩喜「全然噛み合わないのをヒシヒシと感じました(笑)」

主人公・常盤廻がかつて恋人だったタイムパトロール隊員と出会い、違法に時をかけてくる恋人たちを取り締まるラブコメディドラマ『時をかけるな、恋人たち』(カンテレ)。11月7日の第5話では、「突然の事故で亡くした妻に会いたい一心で、過去にやってきた初老の男性」が放送される。

ドラマ『時をかけるな、恋人たち』(第5話)より 、今野浩喜演じる矢野健也 (C)カンテレ

第5話で廻(吉岡里帆)と翔(永山瑛太)が取り締まるのは、亡き妻・美郷(安藤裕子)との別れに心残りがある違法タイムトラベラー・矢野健也(今野浩喜)。美郷はバス事故で亡くなる運命だったが、健也はひと目でいいから生前の妻に会いたいと言う。過去に干渉して歴史を変えることはもちろんご法度だ。

お笑い芸人としても活躍する今野は、「4話までのことはよく分かりませんが(笑)、おそらくコメディに振った脚本と演出だったのでしょう。最初の段取りで私とレギュラーのみなさんの演技が全然噛み合わないのをヒシヒシと感じました(笑)。『こいつの芝居、重いなぁ』とか思われてたんじゃないでしょうか」とニヤリ。

ドラマ『時をかけるな、恋人たち』(第5話)より 、安藤裕子演じる妻・美郷 (C)カンテレ

また、美郷を演じた安藤は、今年20周年を迎えたシンガーソングライター。平行して役者としても活動し、大泉洋主演の映画『ぶどうのなみだ』ではヒロイン、岩井俊二監督の最新作『キリエのうた』では児童福祉司を演じている。「今野さんはとても大好きな役者さん。目の前で演技を見られてうれしかったです」と笑顔を見せた。

そして、第5話の見どころについて今野は、「見どころまで考えて演じてないのでちょっと分からないですが(笑)、私を信用して使ってくださった方々が作ったモノなので、おもしろいモノになっていると信じてます!」とらしさ全開で語ると、安藤も「全部! どうでしょう? 今野さんの、そんな嫌味言わなくてもという様な口のきき方でしょうか?」と茶目っ気たっぷりに話した。同ドラマの第5話は、11月7日・夜11時から放送される(カンテレ・フジテレビ系全国ネット)。

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