脱炭素「先行地域」12件を追加 環境省、交付金で支援へ

 環境省は7日、政府目標に先駆けて2030年度までの脱炭素化に取り組む「先行地域」の第4弾として12道府県の12件を追加。先行地域は36道府県の計74件となった。国の交付金による支援が受けられる。環境省は25年度までに100件以上に増やすとしている。

 長崎市は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されたエリアで街路灯のLED化や建物の省エネ改修を推進。観光資源としての夜景の価値を高めつつ景観の保全や脱炭素化を図る。

 富山県高岡市は基幹産業のアルミメーカーと連携して使用済み太陽光パネルの再利用モデルを構築。長野県上田市はローカル鉄道に太陽光発電を導入、電気料金削減で経営も改善させる。

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