大泉選手、母校で活躍誓う ソフトB育成1位、山形中央高を訪問

育成ドラフト1位指名の喜びと活躍の決意を語る大泉周也外野手=山形市・山形中央高

 プロ野球ソフトバンクから育成ドラフト1位指名を受けた、独立リーグのルートインBCリーグ・福島の大泉周也外野手が6日、山形市の母校・山形中央高を訪れ、恩師や後輩たちにソフトバンク入団後の活躍を誓った。

 大泉外野手は佐藤裕恒校長と懇談し、今回指名がなければ野球を辞めるつもりだったと明かした。「諦めない大切さを学んだ」とし、「必死にもがいて支配下契約を勝ち取り、来年もいい報告を持ち帰りたい」と意気込んだ。

 野球部員にもあいさつし、「野球でも、それ以外でもつらいことがあると思うが、山形中央で得た経験や仲間が大きな支えになる。大切にしてほしい」と呼びかけた。

 大泉外野手は同校では1年秋から長打力を武器に主軸として活躍。夏は2年連続で山形大会決勝で敗れ、甲子園出場はならなかった。卒業後は社会人の日本製鉄鹿島を経て2021年から福島でプレー。今季は61試合で16本塁打を記録し、本塁打王を獲得した。

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