桜に願う震災の教訓 陸前高田で秋の植樹会スタート

エドヒガンザクラの苗木を植える参加者

 東日本大震災の津波到達点に桜を植える陸前高田市の認定NPO法人桜ライン311(岡本翔馬代表理事)は4日、秋の植樹会をスタートした。29日までの計25日間で市内に計約90本の植樹を予定している。

 4日はボランティアら約50人が参加し、3班に分かれて活動した。スコップとつるはしで穴を掘り、エドヒガンザクラの苗木を19本植えた。

 同法人は震災の教訓を後世に伝えようと、1万7千本の植樹を目指し活動している。今秋は、全国のボランティア団体や企業から約270人が参加を予定している。

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