阪神の優勝商戦、岩手県内でも 集客や消費拡大に熱気高まる

阪神の38年ぶりの日本一を記念したサービスを始めるお好み焼き店=6日、一関市大町

 プロ野球阪神が38年ぶりに日本一となり、岩手県内でも優勝を記念した商戦が始まった。阪神ファンが集うお好み焼き店は乾杯の飲み物をサービスし、スポーツ店は主力選手が愛用するグラブと同じモデルの展示販売イベントを企画。「猛虎フィーバー」を追い風に、集客や消費拡大につなげようと熱気が高まっている。

 阪神グッズが四方を囲む一関市大町のお好み焼き店「こなもんくらぶ阪神」。店主の新井広宣さん(60)は7日から、阪神の優勝を祝ってくれた来店客に最初の1杯をサービスする企画を考えている。

 兵庫県西宮市育ちで、甲子園に自転車で通った根っからのファン。今年は前年比で売り上げが2割近く伸び「見ず知らずの人同士がテレビ観戦で盛り上がったり、東北は実は阪神ファンが多い。盛り上がりによっては、さらに新しいサービスもあるかもしれない」と猛虎愛が止まらない。

© 株式会社岩手日報社