「君たちはどう生きるか」コーナー、12月末まで平日限定で撮影OK 「金曜ロードショーとジブリ展」富山展

椅子に座って撮影できるようになった「君たちはどう生きるか」の関連コーナー((C)Studio Ghibli)=県美術館

 県美術館で開催中の「金曜ロードショーとジブリ展」富山展で7日、新作映画「君たちはどう生きるか」のコーナーに来場者が入って撮影ができるようになった。初日からファンらが次々に訪れ、映画の世界に浸った。12月末まで、平日に限って実施する。

 撮影できるのは、米津玄師さんによる同作の主題歌「地球儀」のジャケット画を再現した美術セット。大きな窓の手前に、焦げ茶色の机と椅子が置かれている。映画で主人公、牧眞人(まひと)の部屋として登場する。

 カメラやスマートフォンをスタッフが預かって撮影する。来場者は椅子に座り、ジャケット画と同じポーズで写真に納まっていた。映画「魔女の宅急便」の主人公キキをイメージした服装で訪れた富山市住友町、パート、加藤実穂さん(38)は「前回来た時は撮影できなかったのでうれしい」と笑顔。友人と訪れた岐阜県高山市、自営業、殿垣美奈さん(51)は「めったにない貴重な機会でドキドキした。初日に来ることができて良かった」と喜んだ。

 来年1月の実施については未定。同展は同1月28日まで。チケットは日時指定予約制。県美術館と北日本放送、北日本新聞社でつくる実行委員会と県主催。

「君たちはどう生きるか」の関連コーナー((C)Studio Ghibli)。来場者が椅子に座った様子を撮影できる

© 株式会社北日本新聞社