上越新幹線、終電を繰り上げへ 来春20分程度、耐震化目的

JR東日本

 JR東日本は7日、2024年春から上越新幹線の終電時刻を20分程度繰り上げると発表した。電柱や線路など地震対策工事の作業時間を拡大するのが目的。東北・北陸新幹線については、今後の状況を見極めて検討するとしている。

 JR東によると、新幹線は04年の新潟県中越地震や昨年3月に宮城、福島両県で震度6強を観測した地震で脱線。耐震化や老朽化への取り組みを続けてきた。作業員の人材確保が生産年齢人口の減少で厳しさを増しており、夜間工事の時間拡大で働き方改革を図る考え。

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