トップチームから追放状態のサンチョ、情報共有ツールからも追放される

写真:トップチームから追放されたサンチョ

エリック・テン・ハフ監督との確執によってチームから追放されているマンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWジェイドン・サンチョが、選手たちのコミュニケーションツールからも追放されたようだ。イギリス『デイリーメール』電子版が報じている。

サンチョは今シーズンのプレミアリーグ第4節アーセナル戦で1-3と敗れた後、自身を登録メンバーから外したテン・ハフ監督をSNS上で批判したことで指揮官との対立が表面化。クラブはこれを規律違反と捉え、サンチョをトップチームから追放した。

現在、サンチョはアカデミーの選手たちとのトレーニングを余儀なくされ、食堂を含むすべてのトップチーム用施設の使用を禁じられている状況だ。

そしてこのほど、テン・ハフ監督は彼自身と彼のスタッフがファーストチームに関する情報を共有するために使っている「WhatsApp」のグループからもサンチョを追放したという。

「WhatsApp」はプライベートなテキストメッセージを送り合ったり、通話したりできるサービスであり、テン・ハフ監督が選手たちに様々な情報を伝えるために活用していると見られる。そのツールからも追放したことにより、サンチョはマンチェスター・ユナイテッドのトップチームにおいて完全なる孤立状態に陥ったと言えるだろう。

サンチョはテン・ハフ監督を批判したSNSの投稿こそ削除したものの、いまだに監督本人への謝罪は行っていない。

クラブ関係者は、テン・ハフ監督とサンチョの関係は「行き詰まり」に達しており、サンチョがテン・ハフ監督に謝罪するという決断を下すまでは解決しないと見ているが、サンチョは謝罪の意思を見せていない。こうした状況を受け、1月には彼の古巣ドルトムントに加え、ユヴェントスやトルコのクラブ、サウジ・プロフェッショナルリーグのクラブなどが関心を示していると言われている。

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