2003年にイラン人初のノーベル平和賞を受賞した人権派の女性弁護士シリン・エバディさん(76)が7日までに東京で共同通信の単独取材に応じた。今年、イランで2人目の受賞が決まった刑務所収監中の女性人権活動家ナルゲス・モハンマディさん(51)に関して「抑圧の中で闘うイランの女性たちを誇りに思う」と語り、粘り強い抵抗が必要だと訴えた。
モハンマディさんはエバディさんが率いる非政府組織(NGO)「人権擁護センター」の副代表。エバディさんはロンドンに身を寄せているため会えないが「受賞決定が大きな励みと自信になった」とのメッセージをもらったという。