「100%を発揮」浙江はアウェイ国立でも甲府撃破へ…指揮官と前回対戦で先制弾のDFが意気込み「勝ち点3を」

浙江FCのDFポシニョーロ(左)とヴィニャルス監督(右)[写真:©超ワールドサッカー]

浙江FC(中国)のジョルディ・ヴィニャルス監督とDFルーカス・ポシニョーロが、8日に国立競技場で行われるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループH第4節のヴァンフォーレ甲府戦へ向けて意気込んだ。

1勝2敗の勝ち点「3」でグループ最下位に沈む浙江。しかし、2連敗で迎えた先月25日の第3節・甲府戦(H)はグループステージ突破に希望を繋ぐ2-0の勝利。そのリターンマッチとなる今回も勝利し、勝ち点「6」とすれば、順位も同「4」の甲府を追い抜くこととなる。

前日会見にはスペイン人指揮官のヴィニャルス監督と、前回の甲府戦で先制ゴールを決めたポシニョーロが出席。ポルティモネンセ時代に数々の日本人選手と共闘してきたブラジル人DFはJ2甲府について「2週間前に対戦し、非常に強いチームという認識を持った」とし、「良い準備をしなければいけない」と気を引き締める。

指揮官は甲府について「戦術的にはグループ4チームでNo.1。我々は100%の集中力、インテンシティを発揮しないといけない」とし、「ハイレベルかつインテンシティの高い、とても難しいゲームとなるだろうが、なんとか勝ち点3を掴めるよう全力を尽くす」と意気込んだ。

また、ポシニョーロもグループステージの勝ち抜けについて「最低でも勝ち点10が必要」との見解を示しつつ、「甲府は質の高い選手が揃っている。とても良いチームだし、明日の試合は本当に重要となる。全力を尽くして臨むよ」と意欲を見せた。

指揮官に対して「甲府で注意している選手は?」との質問が飛ぶと「(甲府が)直近のリーグ戦からメンバーを変えてくる可能性もある。誰か1人をチョイスするよりも、全選手を警戒する必要がある」と、甲府の出方を警戒する。

浙江は甲府に勝利すれば、第4節の他会場[メルボルン・シティvsブリーラム]の結果次第で、甲府を追い抜くだけでなく、グループステージ突破ラインとなる2位まで浮上することに。全力で勝ち点「3」を掴みにくることだろう。

◆グループH順位表(第3節終了時点)
1.メルボルン・シティ「勝ち点7」+3
2.ヴァンフォーレ甲府「勝ち点4」-1
3.ブリーラム「勝ち点3」±0
4.浙江FC「勝ち点3」-2

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