終活って何から始めればいいの?準備をすべき年齢とやるべきこと

終活を開始すべき年齢とは

終活は、自分が亡くなってからのことを事前に想定して行動することです。始めるべき年齢は、人それぞれあります。

  • 60代以上…残りの人生を見越して
  • 40~50代…子どもの独立、結婚を機に
  • 20~30代…万が一のときに備えて

終活を始めるのに、年齢は関係ありません。自分がやりたいと思ったときに、終活を始めましょう。

終活ってなにから始めればいいの?

終活はなにから始めるべきか、まとめました。自分が始めやすいことから、取り組んでみましょう。

エンディングノートの作成

遺書を書くのは少し重いと思っている人は、エンディングノートの作成から始めてみましょう。

  • 自分が把握している、自分の基本情報…名前や生年月日、血液型など
  • 自分の身の回りのことについての要望…家族とのこと・ペットのこと・介護や医療のことなど
  • 葬儀やお墓のこと
  • 親しい人の連絡先をまとめておく
  • 大切な人へのメッセージなど

エンディングノートは、基本的になにを書いても大丈夫です。これを書かなければならないという厳密なルールもありません。遺された人が不自由しないよう配慮した内容のものを、作成しましょう。

断捨離して、不要なものを手放す

自分が死んでしまった後、自分のものを整理整頓するのは遺族になります。捨てないで欲しいもの、実は価値が高いものをがあったとしても、死んだ後では家族にそれを伝えることができません。

終活でなにをすべきか悩んだときは、不要なものを捨てる断捨離から始めてみるのもよいかもしれません。必要なもの、価値があるものは、エンディングノートに書いておきましょう!

やりたいことリストを作成する

人間の命は、有限です。タイムリミットが来るまでには、個人差があります。やりたいことを後回しにしてしまうと、万が一病に臥せったときに後悔してしまうかもしれません。後悔のない人生を送るためにも、定期的にやりたいことリストを作成してみましょう。

貯金

老後になると年金がもらえるから生活できると思ってしまうのは、甘い考えです。

  • 老いるまで働けるという保証がない
  • 急な病気やケガで、手術や長期入院を余儀なくされることがある
  • 死んだ後の費用がかかる…葬儀代・墓地代など

大金を持っておかなければならないわけではありませんが、遺族に金銭的な負担をかけるわけにはいきません。最低限のお金は、しっかりと遺しておきましょう。

デジタル終活を開始する

昨今は、SNSやネットに自分のプライベートな情報を保管している人が多くいます。中には他人に見られると恥ずかしいものがあるという人も、多くいることでしょう。デジタル終活を行い、恥ずかしいものなどはSDカードに移し替えておくと安心です。

終活の注意点

終活を行うときの注意点は、以下の通りです。

  • 終活の情報を、家族と共有しておく
  • 将来的に入居を考えている施設や墓地などの下見は、優先順位を決めて着手する
  • 遺産などのことで家族がもめる可能性がある場合は、専門家の意見を取り入れる

終活を行うことは、決して悪いことではありません。有効に活用することで、自分の最期について前向きな気持ちで向き合いやすくなります。

まとめ

終活を開始するのに、年齢は関係ありません。自分が始めたいと思ったときに取り組みを開始し、遺族に対してすべきことはなにかを可視化して終活に取り組みましょう。

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