将棋の第64期王位戦7番勝負で勝利し、4連覇を飾った藤井聡太王位(21)=竜王・名人・叡王・王座・棋王・王将・棋聖との八冠=の就位式が7日、東京都内で開かれた。謝辞で藤井王位は「急所を見極める力がさらに必要なことを痛感した。今後の糧となる経験だった」と述べた。
藤井王位は10月11日に王座を奪取し、2017年に過去最多の八大タイトル戦となってから初の全冠制覇を果たした。今後は八冠をいつまで保持できるか、注目となる。
式後の記者会見で、藤井王位は八冠独占については「これまでと変わったことはないが、注目していただける立場になったので、それに応えていきたい」と話した。