自動運転のバス 実用化に向け公道で実証実験 東広島市

東広島市とJR西日本が自動運転で走るバスの実用化に向け、公道を使った実証実験を始めました。

実験はスマートシティ構想を進める東広島市が自動運転システムを開発するJR西日本と連携して実施するもので、通信を提供するソフトバンクなど産官学11社が参加しています。

バスの前には距離や白線を識別したり生き物を検知したりするカメラがついていて、高性能のGPSで走行位置を確定させ15m程度の車間距離を保てるようにします。

実験ルートは西条駅と広島大学を結ぶ「ブールバール」の往復約12kmです。バスに運転手は乗り込みますが、約6kmは2台のバスが隊列を組んで自動走行します。

連結バスによる公道の自動運転などは全国でも初の試みです。

東広島市地域政策課 梅 貴政課長「利用される市民が安心して明るく楽しい気分を持って外出していただける、そんな社会を作っていきたい」

東広島市とJR西日本は来年1月にも市民らによる試乗を予定しています。

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