「41」似合う投手に 西武4位指名・成田(弘前工業高)が仮契約

西武との仮契約締結後、水澤スカウト(左)から帽子をかぶせてもらい笑顔を見せる成田

 プロ野球ドラフト会議で埼玉西武ライオンズから4位指名を受けた弘前工業高校の成田晴風(はるせ)投手(17)=青森県大鰐町出身、身長185センチ、体重86キロ=が7日、弘前市のアートホテル弘前シティで球団との仮契約交渉に臨み、契約金4千万円、年俸650万円(いずれも推定)で合意した。

 仮契約交渉には、球団側から水澤英樹スカウトが出席。仮契約後に会見した成田は「素直にうれしい。いろんな選手とコミュニケーションを取って交流したい」と話した。水澤スカウトは「スケールの大きい投手に育ってほしい」と激励した。

 背番号は41。1980~90年代の西武黄金期を支えたエース・渡辺久信投手(現・西武ゼネラルマネジャー)も背負った。工業高校出身、すらりとした長身の右の本格派など共通点が多い成田は「この背番号が似合う選手を目指す。期待に応えたい」と力を込めた。

 会見の様子を成田の両親と妹、弘前工の中畑信監督が見守った。契約金の使い道を尋ねられ、成田は「両親には欲しいものを、妹にスマートフォンを買ってあげたい」と語った。

 球団によると、11月下旬に入団発表と本契約を行う予定。

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