スパーズにさらなる向かい風…リシャルリソンが近日中に恥骨手術へ

近日中の手術を明かしたリシャルリソン[写真:Getty Images]

トッテナムのブラジル代表FWリシャルリソンが恥骨の手術を受けることを認めた。

2022年夏にトッテナムに加入して以降、ワトフォードやエバートン時代の輝きを放てずにいるリシャルリソン。クラブでの苦戦の一方、ブラジル代表ではカタール・ワールドカップで活躍を見せたが、徐々にクラブの不振を引きずる格好で再三の決定機逸などで批判を招くこともしばしばだった。

ここ数カ月の不振に関しては、先日にプライベートで金銭問題を抱えてメンタル面で問題を抱えていたことを告白。今後定期的に専門家によるメンタルケアを受ける旨を明かしていた。

しかし、リシャルリソンはメンタル面以外でも、ここ8カ月の間に恥骨の慢性的な痛みとも戦っていたようだ。

1-4で今シーズンのリーグ戦初黒星を喫した6日のチェルシー戦後にブラジル『ESPN』のインタビューに応じた同選手は、近いうちに恥骨の手術を受けることを認めた。

「ここ数カ月は僕にとって楽なものではなかった。僕は健康面でも悩んでいて、もう医者には相談したけど、近いうちに恥骨の手術を受ける予定だ」

「8カ月間苦しみながら戦い、代表チーム、クラブのために戦い、そして自分自身のことを顧みなかった。少し休むときが来たと思う、休む必要があるんだ。今後数日を見てみよう、すぐに自分にとって最善のことをするつもりだ」

なお、現時点でこの手術による離脱期間がどの程度になるかは不明だが、元々前線の選手層に問題を抱えるなかでセンターフォワードと左ウイングの両ポジションをカバーするタフなストライカーの離脱はスパーズにとって大きな痛手となりそうだ。

ここまでアンジェ・ポステコグルー監督の下で最高の滑り出しを見せていたトッテナムだが、チェルシー戦での2人の退場者とDFミッキー・ファン・デ・フェン、MFジェームズ・マディソンの負傷に続くネガティブなニュースによって序盤の正念場を迎える。

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