バルサOBプジョルのヴィニシウスへの発言受け、レアル・マドリード側も反応示す

写真:ピッチ上での振る舞いが問題視されるヴィニシウスに対し、コメントをしたプジョル氏 ©Getty Images

ブラジル代表ヴィニシウス・ジュニオールはピッチ上での審判、また相手サポーターへの態度が度々話題となり、時に“挑発者”と揶揄されることも少なくない。そのヴィニシウスのピッチ上での振る舞いに対し、バルセロナで長年キャプテンとして活躍し、“闘将”と呼ばれファンに親しまれたカルレス・プジョル氏は、パデルトーナメントへ出場した際に、メディアの前で自身の考えを示した。

「サッカー界の仲間として、彼と話をしてみたい。そして、自分が考えていることを彼に伝えたい。違いを生み出せる素晴らしい選手だし、どこであっても尊敬に値するべきプレーヤーだ。態度を改めることが出来れば、より評価される選手になる」

改善すべきところはあるとしつつも、永遠のライベルであるレアル・マドリードでエースナンバーを背負うヴィニシウスに対し、最大限のリスペクトを示した。すると、UEFAチャンピオンズリーグブラガ戦の前日会見に登場したカルロ・アンチェロッティ監督、今シーズンチームキャプテンを務めるナチョ・フェルナンデスは、記者からプジョル氏の発言に対する考えを求められ、以下のようにコメントした。

アンチェロッティ監督 「プジョルがヴィニシウスと話すことを望むなら、そうしてほしい。プジョルは豊富な経験を持っているからね。いくつかの状況下において、ヴィニシウスは行動を改善する必要があるかもしれないが、彼は成長し続けている。我々はとても満足しているよ」

ナチョ 「ヴィニシウスがレアル・マドリードに加入以降、よく話をしている。おそらく彼は他の選手に比べるとファンからの挑発を間に受けやすいタイプなんだと思う。そのプレースタイルから相手のフラストレーションを生みやすいだろうしね。自分はチームキャプテンとして、彼自身のためにも、そしてチームのためにも、ゲームに集中するように言っている」

「ちょっとずつではあるが良い方向に変わりつつあると思う。強烈なキャラクターを持ってるから、時には相手の選手との口論も避けられない。もし、プジョルがヴィニシウスと話したいと思うなら、本人同士のことだから、そうすれば良いと思うし、それがモチベーションアップや助けになるなら、素晴らしいことだ。でも、さっきも言ったように、チーム内でも彼の助けになるように取り組んでいるよ」

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