大槌町、また行政事務でミス 工事費に4千万円ずれ

 大槌町で行政事務の不手際が相次いでいる。町は7日、町議会9月定例会で可決された工事請負契約の金額に誤りがあったとして、臨時会を招集し正しい金額で提案し直した。防災行政無線の設備更新工事費に約4千万円のずれがあり、契約先の指摘で気付いた。議員からは「ミスが多過ぎる」と苦言が出ている。

 10月18日の9月定例会最終本会議に追加提案した契約金額は5億5092万円で即日可決されたが、実際は5億685万円で4407万円多かった。可決後に契約相手の東芝インフラシステムズ東北支社(仙台市)から金額が違うと指摘があり、誤りが発覚した。

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