アスレチックスがコッツェイ監督の2025年の契約オプションを行使

日本時間11月8日、アスレチックスはマーク・コッツェイ監督の2025年シーズンの契約オプションを行使したことを発表した。2021年12月に3年契約+オプション1年で監督に就任し、来季が3年契約のラストイヤーとなる予定だったコッツェイだが、オプションが行使されたことにより、少なくともあと2年はアスレチックスの指揮を執ることになった。アスレチックスは2年連続で100敗以上を喫しているものの、デービッド・フォーストGMは経験不足の若手が多いチームを率いたコッツェイ監督の手腕を高く評価しているとみられる。

フォーストGMは、今回のオプション行使について「我々の立場からすれば、当然の決断のようなものだ。この2年間、マークはこのグループを率い、クラブハウスを管理し、フィールドではリーダー、またはフランチャイズの顔としての地位を確立してくれた。我々は彼の仕事ぶりにこれ以上ないほど満足しているし、簡単な決断だったよ」とコメント。経験不足の若手が多いチームの状況を考えれば、17年間のメジャー生活で得た経験を選手に還元できるコッツェイ監督はうってつけの存在というわけだ。

フォーストGMは「マークは選手として様々な経験をしてきたという点において、ユニークな経歴を持った監督だ。ほぼ毎日、選手と同じ立場で選手に指導している姿を目にする。これは全ての監督やコーチができることではないんだ。選手の立場に立つことは、選手との信頼関係を築くうえで非常に大切なことだ」とコッツェイ監督が持つ選手としての経験値の重要性を強調。今季もザック・ゲロフ、ローレンス・バトラー、タイラー・ソダーストロム、メイソン・ミラーといった有望株たちがメジャー昇格を果たしており、コッツェイ監督には彼らの成長を後押しする役割も期待されている。

メッツの面接を受け、アストロズの監督候補にも挙げられていたコッツェイだが、今回のオプション行使により、来季以降もアスレチックスの監督を務めることがほぼ確定。ただし、コーチ陣については多少の変化がある予定だ。フォーストGMは「最終決定までもう少しだ。今週中には終わらせたい。最終決定がなされ、準備が整ったときに発表するよ」と話している。

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