大注目の大谷翔平争奪戦 移籍先の予想はドジャースが圧倒的人気

FA選手と他球団の交渉が解禁され、いよいよ大谷翔平の争奪戦が本格的にスタートした。少なくとも8チーム以上が獲得に乗り出すことが報じられているなか、大谷サイドはまだ目立った動きを見せていないが、米メディアでは多くの記者たちが大谷の移籍先を予想している。エンゼルス残留を予想する声はほとんどなく、大半の記者が「本命」とみられるドジャースへの移籍を予想。その他の候補としてはジャイアンツ、マリナーズ、レンジャーズなどが挙げられている。

移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」では、毎年恒例のFA予想を公開し、大谷については3人のライターが満場一致でドジャース移籍を予想した。予想契約規模は12年5億2800万ドルとなっており、もしこれが実現すれば、歴代最高記録を大幅に更新することになる。

米メディア「FOXスポーツ」では4人のライターのうち3人がドジャース移籍を予想。残りの1人はジャイアンツを選んだ。一方、米メディア「ジ・アスレチック」のジム・ボーデン記者は今季王者のレンジャーズが大谷と契約すると予想。ドジャースとマリナーズは次点どまりだった。

米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のバスター・オルニー記者もドジャースへの移籍を予想。オルニー記者が得た情報によると、アンドリュー・フリードマン編成本部長が率いるドジャースは大谷に「心を奪われている」状態であり、「大谷を獲得するためなら何でもするつもり」だという。

また、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は、ドジャースがJ・D・マルティネスに対してクオリファイング・オファーを提示しなかったことについて「少なくとも部分的には大谷の存在が影響している」と指摘。マルティネスがクオリファイング・オファーを受諾し、DHのスポットが埋まってしまうリスクを回避したかったというわけだ。ただし、ドジャースが大谷の獲得に失敗した場合、マルティネスを呼び戻す可能性は残されている。

なお、契約規模については「MLBトレード・ルーマーズ」が12年5億2800万ドルと予想している一方で、右ひじの手術を受けたことを考慮し、「契約時点の保証額は5億ドルを超えない」と予想する声も多い。MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者は「4億ドル前後の保証金に出来高を加えて総額5億ドル以上」、ボーデン記者も「10年4億7700万ドルに出来高を加えて総額5億ドル以上」と予想した。

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