先発補強が急務のRソックス モンゴメリーについてボラスと会談

今季のレッドソックスは規定投球回をクリアした投手が1人もおらず、チーム防御率4.52はリーグ11位、先発投手に限れば防御率4.68でリーグ12位に低迷した。その結果、チームは大激戦のア・リーグ東地区において78勝84敗で最下位に。今オフの補強は先発投手の獲得が最優先事項となっており、新たなチーフ・ベースボール・オフィサーとして元投手のクレイグ・ブレスローを迎えたところにも、投手陣の立て直しへの意欲が現れていると言えるだろう。

「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者によると、レッドソックスのフロントオフィスの新リーダーとなったブレスローは、早速投手補強に向けて動き始めたようだ。モロシ記者は、レンジャーズからFAとなった先発左腕ジョーダン・モンゴメリーの獲得に向け、レッドソックスの関係者が代理人のスコット・ボラスと会談したことを伝えている。

レッドソックスの先発ローテーションは現時点でクリス・セール、ブライアン・ベヨ、カッター・クロフォードの3枠が埋まっており、その他の候補はニック・ピベッタ、ギャレット・ウィットロック、タナー・ハウクといった面々。もちろん、これらの投手がポテンシャルをフルに発揮すれば、かなり強力なローテーションとなるが、それに期待して失敗したのが今季。そうしたチーム事情もあり、今オフは計算できる先発投手の補強を目指している。

現在30歳のモンゴメリーは2021年から3年連続で30試合以上に先発。今季はカージナルスとレンジャーズで合計32試合に登板して自己最多の188回2/3を投げ、10勝11敗、防御率3.20、166奪三振をマークした(2ケタ勝利は自身初)。ポストシーズンでも6試合(うち5先発)で3勝1敗、防御率2.90と好投し、レンジャーズの球団史上初のワールドシリーズ制覇に大きく貢献。シーズン途中に移籍しているため、クオリファイング・オファーの対象でないことも獲得を狙うチームにとっては魅力となっている。

モンゴメリー以外にも多くの先発投手を補強ターゲットの候補リストに入れているとみられるレッドソックス。来季の再浮上に向け、先発補強を実現させることはできるだろうか。

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