世界的人気ゲーム「ゼルダの伝説」が実写映画化、SNS期待の声

ゲーム業界を代表する「任天堂」(本社:京都市南区)は11月8日、大人気ゲーム『ゼルダの伝説』の実写映画制作を開始したと発表した。公開時期は未定。SNSでは「ゼルダ実写化」がトレンド1位になるなど話題を集めている。

「任天堂」の公式サイト(画像はスクリーンショット)

任天堂の公式X(旧Twitter)と公式サイトで発表された人気ゲームの実写映画化。公式Xでは、任天堂代表取締役フェローの宮本茂氏が「完成まで時間がかかりますが、楽しみにお待ちください」などと自ら発信。

任天堂公式X

映画の制作は任天堂と、『スパイダーマン』シリーズなどを手がける制作会社「Arad Productions Inc.」が共同で担当。プロデューサーは任天堂・宮本氏に加え、共同制作会社の代表・アヴィ・アラッド氏が務めるという。

そしてメガホンを取るのは、『メンズ・ランナー』シリーズで知られる映画監督ウェス・ボール。映画の制作費は任天堂が50パーセント以上を出資し、全世界配給と共同出資はソニー・ピクチャーズがおこなう。

任天堂は、「任天堂IPの映像化を自ら手がけることで、ゲーム専用機とは異なる経路で、世界中の皆様に任天堂が培ったエンターテインメントの世界に触れていただく機会を創出している。任天堂自らが映画の制作に深く関与することで、任天堂ならではの独自のエンターテインメントを創造し、1人でも多くの方にお届けすることを目指して、努力を続けて参ります」とコメント。公開時期やキャストなどは未定。

■ 世界中で愛される「ゼルダの伝説」とは

『ゼルダの伝説』シリーズは、1986年に初代が発売されて以来、長年にわたって世界中のユーザーに支持されているアクションアドベンチャーゲーム。

基本的なストーリーはプレイヤーの分身である主人公・リンクが敵を倒しながらお姫様・ゼルダを助けるという物語。シリーズごとに時代や主人公の設定、ストーリーなどが異なるため、シリーズ途中からでも楽しめる。2023年5月に最新作が発売されたばかりで、シリーズの世界累計売り上げ本数は1億3000万本に達している。

大人気ゲームなだけに、かねてより映画化が期待されていた同ゲーム。SNSには、「気になるのはどの作品を実写化するのか」「どんな映像に音楽、ストーリー、キャラクター、作品としての魅力を出せるか・・・今から非常に楽しみです!!」など、どのストーリーが実写化されるのか予想する声が相次いでいる。

また、2023年4月に公開された映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(日本興行収入は2023年10月時点で140億円を突破)の大ヒットが記憶に新しい任天堂。「やっぱりマリオの次はゼルダですよね!」「マリオ映画良かったしニンテンが深く関わるなら良い感じになると期待」との声も寄せられた。

<div class="wp-block-embed__wrapper">ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム 3rdトレーラー

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