暖かい「立冬」普段着で七五三 金沢・野町、神明宮で恒例行事

青空が広がる中、千歳飴を手に笑顔を見せる園児=8日午前10時半、金沢市野町2丁目の神明宮

 暦の上で冬の始まりとなる「立冬」の8日、石川県内は高気圧に覆われ、秋晴れとなった。正午までの最高気温は小松19.8度、金沢19.6度などで平年を2度ほど上回った。

 金沢市野町2丁目の神明宮では恒例の「普段着の七五三参り」が行われ、暖かく穏やかな日差しの下、近くの第一善隣館保育所の園児54人が健やかな成長を願った。

 普段着での七五三参りは神社に親しみを持ってもらおうと約40年続いている。加藤明代禰宜(ねぎ)が祝詞を奏上、園児を代表して年長の藤野由梨佳ちゃん(6)、年中の大田滉樹ちゃん(5)が先生とともに玉串をささげた。

 参拝後は記念撮影を楽しみ、千歳飴(ちとせあめ)と風船が配られた。藤野由梨佳ちゃんは「保育園の先生になりたいってお願いした」と笑顔で話した。

 金沢地方気象台によると、9日の県内は高気圧に覆われ、晴れや曇りとなる見込み。

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