司法試験に1781人合格 在学中に受験可で8年ぶり増

東京・霞が関の法務省前で、司法試験の合格発表を確認する人たち=8日午後

 法務省は8日、2023年司法試験に1781人が合格したと発表した。昨年より378人増え、8年ぶりに増加。政府が目標とする「1500人以上」を上回った。法曹人気が低迷する中、志望者増加につなげるため、今回から法科大学院を来春修了見込みの在学中の学生も受験可能となったことなどが要因とみられる。昨年より846人多い3928人が受験、合格率はほぼ変わらず45.3%だった。

 在学中の学生は1070人が受験し、637人が合格した。合格率は59.5%。法科大学院を修了しなくても受験できる予備試験ルートの合格者は327人で、合格率は92.6%。

 合格者は男性が1257人、女性524人。

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