サミットで首脳が残したメッセージ 広島を見下ろす丘に石碑が完成 「碑の持つ意味をここで考えて」

広島サミットで原爆資料館の芳名録に残された各国首脳のメッセージを刻んだ石碑が完成し、8日、除幕式が行われました。

碑を建てたのは、広島県と山口県に72あるロータリークラブの団体です。

9基ある碑にはG7サミットに出席した首脳ひとりずつの写真とメッセージが刻まれています。

御影石製で、メッセージは原文に加え英語と日本語の訳が紹介されています。

建てられた場所は、広島市の比治山公園にある展望台で、原爆から復興した街を見渡すことができます。この場所は、広島市が「平和の丘」構想として整備を進めているエリアの一部で、団体の代表は「観光客などにも訪れてほしいと」と話しています。

国際ロータリー第2710地区 井内康輝 ガバナー
「この碑の持つ意味をここで一緒に考えてもらって、それを持って帰ってほしい」

碑は、12日に開催されるロータリークラブ地区大会の記念事業として建設されました。大会の中で広島市への贈呈が行われ、その後、一般公開されるということです。

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