来年の干支(えと)「辰(たつ)」をデザインした干支だるまの製作が、創業150年を超える「荒井だるま屋」(神奈川県平塚市東八幡)で最盛期を迎えている。
高さ11センチでソフトボールほどの大きさのだるまに一つ一つ手作業で筆を入れており、二つと同じものがないのが特徴。今年は、緑色をベースに金色の角をつけ、愛くるしい表情に仕上げている。2004年の申(さる)から作り続けているという。
店主の荒井星冠(せいかん)さん(68)は「天空に駆け上る竜のように運気も上昇させてほしい」と話している。
価格は4千円(税込み)。同店のほか、11、23日に金刀比羅大鷲神社(横浜市南区)で開催される酉(とり)の市や、新年には川崎大師でも販売する。問い合わせは、同店電話0463(21)6096。