【インド】インド、韓国に半導体分野で投資求める[IT]

「インド・韓国ビジネスパートナーシップフォーラム」に出席したインドと韓国の関係者ら=7日、インド・首都ニューデリー(インド工業連盟提供)

インドは韓国に半導体分野での投資を求めている。世界的な半導体メーカーを誘致しようと、100億米ドル(約1兆5,070億円)規模の大型支援策を整備している。

インド商工省産業・国内取引促進局(DPIIT)のラジェシュ・シン次官は7日に開催された印韓のビジネスフォーラムで、「100億米ドル相当のインセンティブのうち、80億米ドル以上が未申請のインドの半導体分野には、韓国企業にとって商機がある」と訴えた。

シン氏はまた、韓国をインドの「信頼できるパートナー」だと評し、両国間の関与を強めるため、包括的経済連携協定(CEPA)を強化することを示唆した。

韓国産業通商資源省の楊柄乃(ヤン・ビョンネ)次官補は、インドは韓国の重要な経済協力パートナーであると述べた。「韓国は世界市場の変化に積極的に対応し、電気自動車(EV)、バッテリー、デジタル・バイオ技術、クリーンエネルギーなどの未来産業において優れた能力を持っている」として、両国が最適なパートナーとして相乗効果を生み出せると話した。

現在、両国の二国間貿易は280億米ドル規模。貿易、投資、インフラ、エネルギー、新技術に関する二国間協議を通じて強化していく方針だ。

「インド・韓国ビジネスパートナーシップフォーラム」は、インド工業連盟(CII)が韓国貿易協会(KITA)と協力して首都ニューデリーで7日に開催した。

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