「光の大谷」を拡大 砺波チューリップ公園、1時間前倒し点灯 28日からイルミネーション

華やかにイルミネーションで彩られた会場=昨年12月、砺波市の砺波チューリップ公園

  ●LED10万個で演出

 冬の砺波の夜を華やかに彩る「チューリップ公園KIRAKIRAミッション2023」(富山新聞社後援)が28日から砺波市の砺波チューリップ公園一帯で行われる。今年は1時間前倒して点灯、昨年好評の電飾「光の大谷」を拡大し、樹木にチューリップを表現した大型の電飾も登場する。約10万個の発光ダイオード(LED)を市民手作りで装飾する光の演出で多くの誘客を目指す。

 今年のテーマは「Tonamission Colors Collection~見つけよう キラキラの夢(ハート)~」で、来場者の夢をハートの形で表現する。

 点灯時間は午後5時からで、昨年から1時間早め、日~木曜日は午後9時まで、金、土曜日は同10時まで。高さ3メートルの電飾「光の大谷」は公園内のひょうたん池周辺で設置され、昨年の20メートルから25メートルに拡大し、動線は昨年の直線から曲線にする。樹木に花の部分が1.8~2メートルの大型チューリップを浮かび上がらせる光の演出を行う。会場には隠れた「ハート」を見つけ出して楽しむ企画もある。12月24日まで。

 光熱費や資材費の高騰を受け、事業の継続性とクオリティーの維持を図るため、写真スポットに運営協力金箱を設置し、支援を求める。QRコードを用いた電子決済システムによる協力金にも対応する。

 光のイベントは砺波チューリップ公園の通年利用を図るために毎年行われており、今年で12回目。北陸の人気イルミネーションランキングで上位に入るなど、人気イベントとして定着している。

  ●装飾ボランティア募集

 市は23日に砺波チューリップ公園周辺で行うLED装飾の市民ボランティアを募集している。午前8時半~同11時半と午後1時~同4時。夏野修市長は「自分たちで取り付けた光を楽しんでもらいたい」と積極的な参加を求めている。

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