“アンストッパブル”久保、ソシエダの20季ぶりCL決勝T進出に貢献! 中村俊輔氏も高評価「余裕を持ってやれている」

写真:レアル・ソシエダで躍動する久保 ©Getty Images

現地時間11月8日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第4節で、レアル・ソシエダとベンフィカが対戦した。

レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英は、3トップの右ウイングとして先発出場した。試合開始直後から攻撃の起点になると、前半6分には右サイドで相手3選手を引きつけてからパスを供給。スペイン代表MFミケル・メリーノの先制弾につなげた。

さらに、2点リードで迎えた21分には右サイドから中央方向へカットインし、またも3選手を引きつけてからメリーノにパス。最後はスペイン人FWアンデル・バレネチェアがゴールを陥れた。

前半だけで3点を先行したレアル・ソシエダは、後半にベンフィカに1点を返されたものの、3-1で勝利。20シーズンぶりにCLの決勝トーナメントに進出した。2点に絡む活躍を見せた久保は、70分までプレーしてベンチへと下がった。

同試合を中継した『WOWOW』で解説を務めた元日本代表MF中村俊輔氏は「3人を引きつけてからのパス。余裕を持ってやれている」と、久保を評価。「相手を食いつかせる斜めのドリブルが効果的。久保選手のドリブルがチームに与えている影響は素晴らしいですね」と分析した。

また、現地メディアでも久保に対する高い評価が並ぶ。スペイン紙『エル・デスマルケ』は10点満点中「7点」と高い点数を付け「クオリティーとスピードにあふれた電光石火の攻撃。素晴らしいパフォーマンスだった」と絶賛。スペインメディア『Noticias de Gipuzkoa』も「クボは右サイドで相手の脅威となり、仕掛けられたあらゆる種類のトラップをすり抜けた」と評価した。

スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』は「クボを止めることはできない。ベンフィカ守備陣にとってはまさに悪夢」と、久保の絶好調ぶりを伝えている。

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