FA先発投手トップ10をMLB公式が選出 山本由伸が堂々の1位に

今オフのFA市場は先発投手が豊作と言われてる。ただし、先発投手の補強を必要としているチームが非常に多く、好投手を確保するために熾烈な争奪戦が繰り広げられることが予想される。そんななか、MLB公式サイトでは15人の記者の投票により、FA先発投手ランキングトップ10を作成。右ひじの手術で来季投げられない大谷翔平には残念ながら1票も入らなかったが、1位に山本由伸(オリックス)、8位に今永昇太(横浜DeNA)がランクインした。

今回発表されたランキングは以下の通り。

1 山本由伸(オリックス)
2 ブレイク・スネル(パドレス)
3 アーロン・ノラ(フィリーズ)
4 ソニー・グレイ(ツインズ)
5 ジョーダン・モンゴメリー(レンジャーズ)
6 エデュアルド・ロドリゲス(タイガース)
7 マーカス・ストローマン(カブス)
8 今永昇太(横浜DeNA)
9 ルーカス・ジオリト(ガーディアンズ)
10 クレイトン・カーショウ(ドジャース)

上記の10人以外には、ジャック・フラハティ(オリオールズ)、カイル・ギブソン(オリオールズ)、セス・ルーゴ(パドレス)、マイケル・ワカ(パドレス)が得票した。なお、DV問題で来季以降のプレー可否が不透明な状況になっているフリオ・ウリアス(ドジャース)はランキングの対象外となった。

山本は今回のランキングにおいて、今季のナ・リーグのサイ・ヤング賞最有力候補と目されているスネルよりも高い評価を受けたことになる。MLB公式サイトは「メジャーでまだ投げていないにもかかわらず、サイ・ヤング賞最有力候補を抑えて1位になったことは、山本のゲームを変える能力の高さを物語っている。海外からMLBに加わる選手には常にリスクが付きまとうが、25歳という若さ、日本での圧倒的な成績、パワーのある各球種、大舞台での経験、大量のトロフィーなど、ポジティブな要素はたくさんある」と山本のことを紹介している。

今永は各チームのエース級に続く8位に入った。MLB公式サイトは「今オフ、MLBの各チームが獲得を狙う日本人投手は山本だけではない。30歳の今永は山本より高齢で、山本のようなエース候補とは考えられていないが、MLBネットワークのジョン・ポール・モロシによると、先発3~4番手クラスの実力を持っているようだ」と今永について言及した。

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