あべ建築センターが破産 奥州で工事やリフォーム手がける

 奥州市水沢の建築工事業あべ建築センター(資本金200万円、阿部節郎社長)は、盛岡地裁水沢支部に破産申請し、10月31日に受理された。

 東京商工リサーチ北上支店によると、負債総額は約1億3850万円。2013年に設立し、建築工事やリフォームを手がけ、21年10月期にはピークとなる1億192万円の売上高を記録した。

 だが、当初から低収益の状況で18年10月期以降は赤字決算が続き、ウッドショックの影響による木材価格の高騰で利益率が悪化。資材高も重なり、近年は工事を受注するほど赤字が膨らむ状況だった。

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