56歳”フツーのおっさん”が放つシンプルな言葉が刺さる 映画「つんドル」本編映像

劇場公開中の、元SDN48で作家の大木亜希子による同名実録私小説の映画化作「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」(つんドル)から、本編映像の一部が公開された。

ライターの仕事がうまくいかない安希子(深川麻衣)は、倉庫のバイトでなんとか生活する日々を送っている。帰宅した安希子は、その日バイト先であったちょっと嬉しかった出来事をササポンに話し始める。しかし、最後に「倉庫でバイトしてる自称ライターが何言ってるんだって感じかもしれないですけど。自虐とか聞いててつまんないですよね。すいません」と、自信のなさから自虐的になってしまうという”アラサーあるある”な姿を見せる。

そんな安希子にスローなテンポで「面白いけど」と真顔で答えるササポン。「同世代の友達はさ、自分のことより自分の子供の話ばっかりするんだよね。お前の話きかせてよって思っちゃう。仕事への野心とか、夢を持ってる人と話してる方がずっと楽しい」と、安希子を無理やりフォローするわけでもなく、ササポン独特の“シンプルな一言”が放たれる。それを聞いた安希子は「こんな私でも夢を持ってる人に見えるんだ」と、ふっと気持ちが軽くなり、ちょっとだけ自分への自信を取り戻すのだった。

「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」は、”仕事なし、男なし、貯金なし”のどん底アラサーに転落した元アイドルが、生活のために56歳のサラリーマンと同居生活を始める物語の作品。主人公・安希子役を元乃木坂46の深川麻衣、おっさんのササポンを井浦新が演じる。監督は、ブランドのPR担当として働きながら、映画監督としても活動する新鋭の穐山茉由。

【作品情報】
人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした
2023年11月3日(金)全国公開
配給:日活/KDDI
©2023「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」製作委員会

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