7月に発生した東海道新幹線の停電を受けて再発防止策 JR東海が原因となった金具の構造を改良へ

ことし7月、東海道新幹線の豊橋~掛川間で発生した停電について、JR東海が再発防止策を取りまとめました。

ことし7月、東海道新幹線は停電によって豊橋~掛川の上下線で断続的に運転を見合わせ、約2万1000人に影響が出ました。

JR東海は、その後に緊急点検を実施し、架線を吊るための「ドロッパ」と呼ばれる金具が経年劣化などで切れて、パンタグラフに絡まったことが原因と判明。

この金具について、仮に切れた場合でもパンタグラフに絡まることがない構造に改良すると発表しました。

金具は東京~新大阪間に約11万本あり、このうち、まずは絡まる可能性がより高い1.5メートル以上の約280本について、来年度にも交換を終えるとしています。

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