広島ドラゴンフライズ 佐賀に快勝し4連勝!日本国籍取得の河田が加入後、得点力アップ

バスケットボールのB1、3連勝と調子を上げてきた広島ドラゴンフライズは、西地区で5勝6敗と同率で並ぶ佐賀バルーナーズをホームで迎え撃ちました。

佐賀バルーナーズとの今シーズン3戦目は初のホームでのナイトゲーム。外国籍選手2人と同時に出場できる日本国籍を取得した河田(かわた)チリジの加入でチームは大きく進化しています。

この日も満員御礼=フルハウス、4423人のブースターが大声援を送りました。試合開始早々、調子を上げてきたニック・メイヨが3ポイントを決めると、山崎稜(やまざき・りょう)もすかさず3ポイントで続きます。さらに第1クォーターだけで寺嶋良(てらしま・りょう)、ケリー・ブラックシアーも決めて5本の3ポイントで13点差をつけます。

さらに、河田チリジがコートに入るとインサイドの強さが増し、攻撃のパターンが広がります。加入して5試合、平均得点は10点近く増えました。

河田がインサイドに相手を引き付けるとすかさず外から中村拓人(なかむら・たくと)がシュート。中村はキャリアハイとなる4本の3ポイントを決めます。

中村拓人 選手
「ぼくに限らず、ほかの選手も気持ちよくシュートは打てると思いますし、前半は河田選手のおかげでリングの下が制圧できたので、そこは本当に河田選手が加入して変わったところです」

自身もシュートフォームを少し修正し、確率も上がってきました。

中村拓人 選手
「頭をぶらさずに打つところは自分でも意識していますし、きょうの試合では自信を持ってシュートを打てたのがよかったのかなと」

河田効果でリバウンドへの意識も大きく改善、ブラックシアーとエバンスが二桁リバウンドを記録するなど、この日も50リバウンドで佐賀を圧倒、去年の課題を克服し、得点を重ねていきます。

調子を上げてきたメイヨは、この日も好調で3ポイント2本を含むチームトップの16得点。

ニック・メイヨ 選手
「自分でも好調さを実感しています。練習前も練習後もしっかりシュート練習しています。コーチやスタッフのおかげでシューティングできていますし、試合中もチームのためにしっかり決めきることに集中しています」

今シーズンがラストシーズンとなるキャプテンの朝山正悟(あさやま・しょうご)も出場し、大歓声の中、3ポイントを放ちますが、惜しくも外れ、今シーズン初のフィールドゴールとはなりませんでした。

試合は最後まで佐賀を寄せ付けず完勝。チームは4連勝を飾り、追撃態勢が整ってきました。

カイル・ミリング HC
「1、2、3 勝ちじゃけー」

チームは6勝6敗となり、今シーズン初の勝率5割に。河田チリジが加入する前の平均得点が74.9点。加入後の5試合の平均が84.6点と10点近く増えています。去年リーグ3位の得点力84.1を超えてきました。

今週はアウェイで東地区7位の北海道と対戦します。その後、12月1日までBリーグはバイウィーク(お休み)となります。この勢いで激戦の西地区上位を目指しましょう!

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