旧日本銀行広島支店 9日から公開 被爆後間もない館内を再現 広島市

被爆建物の旧日本銀行広島支店が復原工事を終え、9日から一般公開されています。

館内には被爆の痕跡を残す1950年代の姿が再現されています。床や壁は被爆後間もない時期の色合いに近いクリーム色に塗りかえられました。また、ガラスが壁に刺さった跡が残る支店長室は建てられた当時の様子が分かるように天井の布が取り払われ、寄木張りの床が見えるようカーペットが張り替られています。

広島市文化スポーツ部 横山徹也課長「建物の歴史を知ってもらい平和の尊さを体感してもらえたらと思います」

広島市の重要文化財である旧日本銀行広島支店は、被爆の惨状を伝える被爆建物として国の史跡にも指定される見通しです。

© 広島ホームテレビ